診断を受けられたお客様から、
「似合う色のはずなのに手持ちの服と組み合わせると違和感があります。なぜでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
このご質問に対する回答は、大抵の場合2パターンに分けられます。
①似合う色を選べていない場合
似合う色だと思っていたけど、プロの目で見ると似合う色ではなかった…ということはよくあります。
特に、赤や緑など季節の判別が難しい色は、受診時にお渡ししているスオッチとよく見比べてみるとよいでしょう。
②色の組み合わせに違和感がある場合
どのパーソナルカラータイプの方も、似合う赤・青・黄色・・・があります。
だからといって、似合う色なら何を着てもオシャレになる、というわけではありません。 (顔色は良くなるかもしれませんが…)
例えば、赤いワンピースに青いベルトを合わせ、黄色の靴を履く…なんてことをしても、オシャレな人には見えませんよね。
コーディネートの際には、色の組み合わせが重要なポイントになってきます。
〇おすすめのカラーコーディネート〇
①ニュートラルカラーを組み合わせる
ニュートラルカラーとは、同じ季節内の他の色とコーディネートしやすい色のことです。
各シーズンに約7色あります。
- 春・・・アイボリー、キャメル、ベージュ、ゴールデンブラウン、ウォームグレー、ネイビー 等
- 夏・・・ソフトホワイト、ローズベージュ、ココア、ブルーグレー、グレイドネイビー 等
- 秋・・・オイスターホワイト、ダークキャメル、カーキ、グレイドグリーン、ダークブラウン 等
- 冬・・・ピュアホワイト、シルバーグレー、チャコールグレー、ブラック、ネイビー 等
春のニュートラルカラーを3色使ったコーディネートを見てみましょう。
アイボリー・ブラウン・ゴールドがお互い喧嘩することなく、まとまっています。
※ゴールドは貴金属ですが、ニュートラルカラーとして扱っています。
②ニュートラルカラーに、アクセントカラーを取り入れる
アクセントカラーは、ニュートラルカラーとは逆に、模様やアクセサリーなどアクセントとして使うと効果的な色のことです。全身に使う時には注意が必要です。
さまざまな色があるため、見分け方を少し。
- 春・・・ブライトな色。春の花壇や新緑の色。青・茶以外の、春の中では暗めな色。
- 夏・・・甘く優しい色。あじさいやバラの色。苦手な黄色や、夏の中では暗めな色。
- 秋・・・深いリッチな色。秋の中では明るく、派手な色。
- 冬・・・ビビッドな色。明度が中くらいの色。
春のニュートラルカラー3色に、春のアクセントカラーのパンジーを取り入れたコーデです。
アクセントカラーを使うことで、華やかな感じになりますね。
③ニュートラルカラーに、他の季節の色を取り入れる
自分のパーソナルカラーしか着てはいけない、というわけではもちろんありません。
ただ、コーディネートする時にはアクセントカラーと同様に注意が必要です。
取り入れるのは1~2色程度、狭い範囲に留めておきましょう。
春のニュートラルカラー2色と、秋の赤(ラストという色)を組み合わせたコーデです。
違う季節の色ですが、意外とまとまりがありますよね。
ニュートラルカラーを上手に使うことができれば、楽にオシャレができます♪
コーディネートに迷った時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。